PPK大作戦 認知症・漢方(アーカイブ)
2024年7月19日(金)11:00〜12:00@交流広場とつか
PPK大作戦第4回目は、スペシャルゲストで仁天堂薬局の湯川代表(薬剤師/戸塚旭町通商店会理事長)をお招きし、「漢方のお話と認知症の予防 〜 住み慣れた街で最期まで 〜」と題して、講義をして頂きました。
漢方のお話と認知症の予防
〜 住み慣れた街で最期まで 〜
【認知症】
近年、認知症の高齢者が増えており、2025年には700万人(65歳以上の5人に1人)が認知症になると言われています。
認知症には、アルツハイマー型、血管性、レビー小体型、前頭側頭型があります。また、認知症では、中核症状として、記憶障害、行動機能障害、判断力の低下などが現れます。そして、ここから行動・心理状態として、抑うつ、無気力、睡眠障害などが現れます。
現在、漢方をはじめ、様々な薬が出ており、症状を遅らせることはできますが、完治するには至りません。その意味で、早期発見、早期治療が重要です。
【漢方】
漢方は、中国4000年の歴史をもつ東洋医学で、八綱、五行論などの理論や診察方法で構成されています。
八綱は、陰と陽、虚と実、寒と熱、裏と表。五行は、木、火、土、金、水で、それぞれが影響し合っていると考えられています。また、五行は、体の各器官(五臓六腑)や味覚(五味)を表しています。
夏を乗り切るためには、熱を取る「苦味」、潤いを与える「甘み」、汗の出過ぎを防ぐ「酸味」の食べ物が良いと言います。
このような漢方の考え方を活用し、未病、つまり、検査では異常が見つからない、体調が良くない状態など病気の前兆を改善していくことが、予防医学につながり、PPK(ピンピンコロリ)につながっていきます。